お金に余裕があれば受けてみない施術のひとつ脂肪吸引。おなか周りや二の腕のお肉がなくなればいいといつも思っているからである。脂肪吸引だけでは伸びきった皮がだらんとした状態のままになるので、こちらも整形手術で綺麗なものにしたい。身体を綺麗にしたい気持ちはどこまでも続くだろう。おなか周りが整えば、他の場所もしてみたくなるものだ。お金に余裕があれば是非挑戦してみたい。
テレビを見ていて、友人たちとよく話題になるのが芸能人の美容整形だ。はっきりと美容整形と分かる芸能人もいれば、もしかしたらこの人は美容整形をしているよねと疑いを持ってしまう芸能人もいる。メスを入れていなくても、注射などでヒアルロン酸を注入するなどしわ取りをしている芸能人はあまりに多くて判断はできない。
【2010年文化部記者のベスト3】(7)「旅」
1 エトルタ(フランス北西部)…英仏海峡に向かってシャウト?!
2 フィレンツェ郊外(イタリア)…メディチ一族も見た神秘的風景
3 内蒙古自治区・ホルチン砂漠(中国北東部)…自分の心に木を植える
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クリスマス明けの休日、話題の羽田空港・国際ターミナルに行ってみた。旅の予定はなく、完全な冷やかしだ。それでもフライトボードを横目に、航空会社のカウンターの脇を抜けるうち、テンションは上がる。江戸の街を模したという商業スペースは、私と同様、空港見学の家族連れらでごった返し、展望デッキには、滑走路を離着陸する飛行機に大興奮のちびっ子の姿があった。
若者が海外旅行に行かなくなったと言われて久しい。山口誠著『ニッポンの海外旅行』(ちくま新書)などによると、20代の出国者数は1996年にピークを迎え、10年余で半減したんだとか。単純に少子化が進んでいるから、あるいは不景気で経済状況が許さないからか。もしかしてネットで世界中の情報が手に入る時代、わざわざ行く必要を感じないのかもしれない。
まさに96年に卒業旅行をして就職した私は、いまだにガツガツ海外行きのチャンスをうかがっている。幸せなことに、今年は近場のアジアからヨーロッパまで、何度か旅する機会に恵まれた。
バックパックを背負って自分探しをする年ではないし、表向きの目的は取材。テーマは美術や建築、ファッション、食べ物関連が多く、けして硬派な旅ではない。行く先々で日本の中高年(主に女性)に遭遇したことから、おばちゃん好みの旅とも言えそうだ。
でも、出会いあり発見あり。忙しい日常から離れ、癒してくれたり鼓舞してくれるような場所もいくつかあった。そんなわけで今年、特に印象深かった私的“パワースポット”を紹介したい。
1 エトルタ(フランス北西部)…英仏海峡に向かってシャウト?!
海に切り立つ白い断崖。ロマン主義のドラクロワ、写実主義のクールベ、バルビゾン派のコロー、印象派のモネ、野獣派のマティス…画家がこぞって描いた奇観が目の前に広がった。ル・アーヴルから北へ約20キロ。英仏海峡を臨むエトルタの町を訪れた。
モーパッサンが“象の鼻”と呼んだ「アヴァルの断崖」を見た時、なつかしいような既視感があった。事前にエトルタを描いた風景画を見たからだろうと思ったが、最近その原因がわかった。
80年代に一世を風靡した英国の2人組バンド、ティアーズ・フォー・フィアーズ(TFF)の大ヒット曲「シャウト」。そのミュージックビデオのロケ地がエトルタだったのだ。TFFの2人同様、海に向かってシャウト!…しなかったが、断崖に登り、恐る恐る絶壁の端に立った。見えるのは真っ青な海と、緩やかに弧を描く地平線だけ。心を解放してくれる絶景だった。
2 フィレンツェ郊外(イタリア)…メディチ一族も見た神秘的風景
花の都・フィレンツェの歴史はメディチ家なしには語れない。大銀行家、政治家にして、ルネサンスを花開かせた芸術の庇護者。都会的で洗練された一族というイメージを持っていたが、メディチ家の出自はフィレンツェの北、ムジェロという田舎で、代々豊かな自然を愛していたという。
晩秋、フィレンツェから北へ約25キロ、アペニン山脈の丘陵地帯にあるスカルペリアという地を訪れた。イタリアではおなじみ、日本でもイタリア料理店などでよく見かけるミネラルウオーター「アクアパンナ」の水源地がある。
宿泊したのは「ヴィラ・パンナ」。現在はミネラルウオーター「アクアパンナ」「サンペレグリノ」を展開する国際企業ネスレが所有する建物だが、もとはなんと、メディチ家が夏場に狩りをするための拠点、いわゆるハンティングハウスだった。
割り当てられた2階の部屋にはさらに、驚きが。奥の扉を開くとチャペルが見えるのだが、要は礼拝に集まった人々を2階の小窓から見おろすかたちになる。スタッフいわく「誰にも会うことなく、いつでも静かに礼拝できるのです」。さすがはメディチ一族。
水源地を含むヴィラ周辺の土地約1300ヘクタールはいま、自然保護地区として管理され、鹿もいればクジャクもいる。朝靄の中、広大な自然を見ながら飲んだ水のおいしいこと! この風景をかつて、メディチの人々も見たのだろう。権謀術数にたけた支配者も、ここで一息ついたのだろうか。
ちなみにヴィラ・パンナは一般宿泊できないが、フィレンツェ郊外にはいくつか魅力的な村がある。ルネサンス芸術鑑賞に疲れたら、自然の中で羽根を伸ばしてみては。食事もワインも最高です。
3 内蒙古自治区・ホルチン砂漠(中国北東部)…自分の心に木を植える
「30年ほど前、ここは砂漠ではなく草原だったのじゃよ」。強い酒の力を借りて、ようやく口を開いてくれた地元のおじさんの話が忘れられない。中国北東部の都市・瀋陽から車に揺られて5時間ほど。ホルチン砂漠で緑化活動に参加した。
中国内陸部で過剰な開墾・放牧により砂漠化が進んでいるという報道には、以前から接していた。どこか他人事のような気がしていたが、われわれ日本人と無縁の話ではない。
車窓から見えるのは、延々と続くとうもろこし畑。とうもろこしは牛など家畜の飼料となり、その肉は一部、加工食品に使われ日本に輸出されている。とうもろこしの他には蕎麦畑。日本の比較的安いお蕎麦屋さんなどで使用されているそうだ。
貧富の差が拡大している中国において、ホルチン砂漠周辺の地元民は「貧」に属する。年収はたった7千円〜3万円ほど。現金を得るために地を耕し、家畜を育てようとする彼らを止めることはできない。しかし自然を搾取し続ければ砂漠は広がり、生活も破綻する。持続可能な暮らしこそが、明日の豊かさにつながる。
日本を拠点とするNGO法人、緑化ネットワークは2001年から、この地で植林活動などを展開している。夏、緑化ネットワークの活動に共感した米カジュアルブランド、ティンバーランドの企画ツアーに参加させてもらった。一般募集による参加者らとともに、砂地にバケツリレーで水を運び、松を植えたり剪定作業をしたりした。
たった数日参加しただけでは、何が変わるわけでもない。しかし、「ツイッター情報がきっかけで参加しました。海外旅行は初めて」という20代男性が、帰国便の中でこんな風に語ってくれた。「自分の目で見たことが、今後の自分の生活に良い影響を与えてくれると思います」
そう。旅する理由はここにある。来年はぜひ、羽田からどこかへ旅立ちたい。
(黒沢綾子)
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